2026-06-25

【不動産屋が本音で語る】後悔しない「実家仕舞い」の進め方と、知っておくべき3つの分かれ道
こんにちは。不動産のプロとして、日々多くのお住まいのサポートをさせていただいている株式会社EVISUです。
最近、店頭やメールでのご相談で圧倒的に増えているのが「実家仕舞い(じっかじまい)」についてのお悩みです。
「親が老人ホームに入所することになった」
「実家を相続したけれど、誰も住む予定がない」
いざその局面に立つと、「何から手をつければいいのかわからない…」と途方に暮れてしまう方も少なくありません。実家にはたくさんの思い出が詰まっているからこそ、精神的にも体力的にもエネルギーを使う大仕事です。
今回は、不動産屋の目線から「後悔しない実家仕舞いの進め方」と「知っておくべき選択肢」をプロの本音で解説します。
実家仕舞いとは、住む人がいなくなった実家を片付け、処分(売却・解体・賃貸など)することを指します。
スケジュールとしては、大きく分けて以下の4つのステップで進みます。
片付けの目処が立ったら、次はその家をどうするかです。大きく分けて3つのルートがあります。
一番ポピュラーな方法です。建物がまだ使える状態であれば、リフォームして住みたい買主様向けにそのまま売り出します。
メリット: 解体費用がかからない。
注意点: 築年数が古い場合、買い手が見つかるまで時間がかかることがある。
建物が老朽化し、雨漏りやシロアリの被害がある場合は、家を壊して土地として売る方が早く、高く売れるケースが多いです。
メリット: 土地を探している人が買いやすいため、早期売却につながりやすい。
注意点: 数十万〜数百万円の「解体費用」が先に出費として発生する。
「どうしても思い出の家を手放したくない」という場合の選択肢です。
メリット: 毎月の家賃収入(不労所得)が得られる。
注意点: 最初の賃貸用リフォーム費用がかかるほか、空室リスクや修繕リスクがつきまとう。
現場を見てきた私たちが「これは避けてほしい…」と思うポイントが2つあります。
❌ NGその1:「とりあえず放置」で空き家にしておく
「忙しいから」「決めるのが面倒だから」と放置するのが一番危険です。誰も住んでいない家は一気に傷みます。また、特定空家(管理不全の空き家)に指定されると、固定資産税が最大6倍になるなど、経済的なデメリットしかありません。
❌ NGその2:いきなり実家を「解体」してしまう
「古い家だから壊した方がいいよね」と、売る前に独断で解体するのは待ってください! 住宅が建っている土地は固定資産税の優遇措置を受けているため、更地にした途端、その年の固定資産税が跳ね上がるケースがあります。解体するかどうかは、必ず不動産屋に査定してもらってから判断しましょう。
実家仕舞いは、親御さんがお元気で、ご自身の意思をしっかり話せるうちに相談を始めるのがベストです。認知症などが進行してしまうと、法的な手続き(売却契約など)が非常に難しくなってしまうからです。
「うちの実家、いくらくらいで売れるんだろう?」
「荷物が残ったままでも査定してもらえる?」
そんな素朴な疑問で構いません。気軽に声をかけてみてくださいね。一歩を踏み出すことで、家族全員の心がふっと軽くなりますよ。
当社では、実家の査定はもちろん、信頼できる遺品整理業者のご紹介や、相続に関するご相談もワンストップで承っております。どうぞお気軽にご相談ください。