不動産の「買取」とはどんな取引？メリットとデメリットをご紹介

不動産を売却する方法のひとつに「買取」があります。
「買取」にはたくさんのメリットがある一方で、知っておくべき注意点も存在します。
そこでこの記事では、買取とはどんな取引なのか、メリット・デメリットとともに解説していきます。
北九州市、中間市、遠賀郡水巻町、遠賀郡遠賀町、直方市、鞍手郡鞍手町、鞍手郡小竹町、飯塚市、嘉穂郡桂川町、嘉麻市で不動産の処分についてご検討中の方は、ぜひ参考にしてください。

不動産の「買取」と「仲介」の違いとは？

不動産を売却するとき「買取」と「仲介」の2つの方法があります。
2つの違いは以下のとおりです。

• 「買取」とは不動産会社に物件を買ってもらう取引
• 「仲介」とは不動産会社に買主を探してもらう取引

つまり、売却を依頼する不動産会社に「買い取ってもらう」と「買主を探してもらう」の違いです。
「買取」に関しては、直接不動産会社に物件を購入してもらうため、すぐに現金化ができます。
ですから、早く現金化したい方や急いで売りたい方に向いている取引といえます。
ちなみに、不動産会社によって買い取られた物件は、リフォームやリノベーションされたあと再び販売されるケースがほとんどです。
一方「仲介」とは、不動産会社に一般のお客様（買主）を探してもらう取引です。
買取とは違い、集客活動や内覧対応が必要なので、売却に時間がかかります。
ですが、仲介は買取よりも高く売れるのがメリットです。
実際の取引現場では、「買取か仲介のどちらを選ぶべきか？」については、売主の状況や意向によって異なります。
判断がつかない場合は、「仲介」で売却をスタートさせて、売れなかったら「買取」を依頼するという、買取保証付きでの売却を希望すると良いでしょう。
買取保証付きであれば、時間はかかっても必ず現金化できるため、安心感が得られておすすめです。
しかしながら、すべての不動産会社が買い取り保証に対応しているとは限らないため、事前に確認するようにしましょう。

不動産買取でのメリットとは？

買取には、大きく4つのメリットがあります。

• 現金化までが早い
• 仲介手数料がかからない
• 契約不適合責任が免除される
• 売却が周囲に気付かれにくい

現金化までが早い

買取の最大のメリットは、すぐに「現金化」できることです。
早ければ2週間程度、遅くとも1か月あれば、売却資金を手に入れることができます。
買取は仲介とは違い、集客活動や見学などの行程が必要ありません。
不動産会社が提示する買取価格に売主が納得すれば、すぐに取引が完了します。
仮に仲介だと、買主を探したり、住宅ローンの手続きが必要だったりと、売却までに3か月～半年程度の時間を要します。
スムーズに売れなければ、最悪の場合、1年以上も売却活動をしなければならないケースもあります。
ですから、「すぐに売りたい方」「現金が必要な方」は買取がおすすめだと言えます。

仲介手数料がかからない

買取で取引をすると、仲介手数料がかからないのもメリットです。
仲介手数料とは、仲介で売却した際に不動産会社に対して支払う報酬です。
支払う額は、「売買代金×3％＋6万円＋消費税（売買代金が400万円以上の場合）」で計算できます。
仮に4,000万円の物件であれば、138万6千円もの費用が必要となります。
しかし買取の場合には、不動産会社が直接買主となるため仲介手数料が必要ありません。
これだけの費用を節約できる点が、買取のメリットの1つでしょう。

契約不適合責任が免除される

買取のメリットとして、契約不適合責任が免除される点もあります。
契約不適合責任とは、売却した物件が契約内容と異なっている場合に売主が買主に対して負うべき責任です。
具体的には、雨漏りや白アリの被害、事前に伝えられていなかった不具合などに適用されます。
つまり、物件の不具合や欠陥について契約書に明記し、買主の了承を得たうえで引き渡している場合は責任が発生しないのです。
もし、売却した物件が契約不適合責任に該当すれば、引き渡したあとに補修の請求や、最悪の場合、契約解除を求められることも十分に考えられます。
その点、買取であれば、買主が不動産会社（宅地建物取引業者）になるため、契約不適合責任を免責とすることが一般的です。
つまり、引き渡し後に建物に不具合が発覚しても、あとから責任追及される心配がないのです。
このように、最小限のリスクでの取引が可能となります。

売却が周囲に気付かれにくい

周りの方たちに気付かれずに不動産を手放したいときも、買取にはメリットがあります。
不動産会社が実際に物件を訪れるのは価格査定時のみで、公に広告活動もおこなわないため、売却していることが気付かれにくいです。
もちろん内覧などもないため、第三者が物件に出入りすることもありません。
離婚や近隣トラブルなど、周囲に気付かれずに不動産を売却したいというケースは、誰にでも起こり得ます。
そのような場合に、仲介で売却するのはリスクが高いでしょう。
ですから、周囲に内緒で売りたい方にとっては大きなメリットだと言えます。

不動産買取でのデメリットとは？

たくさんのメリットがある「買取」にも、知っておくべき2つのデメリットが存在します。

• 相場よりも安くなる
• 買取してくれる会社は限られる

それぞれ説明します。

相場よりも安くなる

買取での最大のデメリットが、相場よりも安くなってしまうことです。
一般的に、市場取引価格の6～7割前後での買取となります。
買取価格が低くなる理由は、前述したように、買い取った不動産にリフォームやリノベーションで手を加えたうえで再販売することを目的としているからです。
不動産会社は、再販売目的の不動産をできるだけ安く仕入れなければ、リフォーム代や利益を上乗せできません。
この点では、買取を検討するときは、買取価格とメリット・デメリットを十分に比較してからの決断が大切だと言えます。

買取してくれる会社は限られる

買取でのもう一つのデメリットが、買取してくれる不動産会社は限られるという点です。
不動産会社によっては、「仲介」のみにしか対応していないところもあります。
ですから、冒頭でご説明した「買取保証付き」で取引を希望する場合は、「仲介」と「買取」の両方に対応している不動産会社にお願いしないといけません。
また、仮に買取をお願いする場合も、売却する物件の状況によっては、買い取ってもらえない可能性があることを理解しておきましょう。
あまりにも立地が悪いケースや、建物のダメージが大きい場合などがそれに該当します。
いずれにせよ、ご自身で判断するのは難しいので、迷ったときは不動産会社に相談するようにしてくださいね。

まとめ

今回は、不動産の「買取」についてご紹介しました。
仲介とは違い、現金化や売却までがスピーディーに進みます。
また、買取には4つのメリットと2つのデメリットが存在します。
価格が安くなっても「早く現金化したい方」や「周囲に気付かれずに売りたい方」にはおすすめの売却方法です。
「買取か仲介のどちらが良いか？」でお悩みであれば、株式会社EVISU 本店にご相談ください。
私たちは北九州市、中間市、遠賀郡、直方市、鞍手郡、飯塚市、嘉穂郡桂川町、嘉麻市などのエリアの不動産取引に自信があり、全力でサポートいたします。
また、ご希望があれば「買取」も可能です。
親身に対応させていただきますので、まずはお気軽にお問い合わせください。